おっくんです。
最近料理教室に通い始めて、そこでグリッシーニというパンが一品として作られました。先生から、「パン作ったことある人」と聞かれて、「あります」と答えたら、生地をこねるのを任されました。久々に生地をこねる作業をやると、無心になれてすごく楽しいです。
実は、3年ほど前までABCクッキングスタジオでパン作りをずっとやっていて、最寄りのスタジオが閉鎖になるのと、事前に買っていたチケットが使い切るタイミングがうまいこと重なって、それから行かなくなりました。
今回、久々に生地をこねる感覚を味わって、またパン作りがしたくなり、近所でパン教室がないか調べたところ、個人でやっているような教室は男性が単独で参加するのはNGのところばかりで、ちょっと遠いけど、ABCクッキングスタジオの別のスタジオに再度通うことにしました。
初めて通うスタジオだったので、多少勝手が分からないところもありましたが、パン作り自体はすでに体が覚えていて、結局一緒に受けた他の受講生さんたちよりも早く完成させて、いち早く帰宅しました。
久々にパン作りをして思い出したのが、以前通っていた時にお世話になったS先生です。隣の県のスタジオから異動してきて、１年間いて、また隣の県に異動されてしまいましたが、行くたびに声をかけてくれて、他愛もないことを色々としゃべって、その時は精神的にしんどい時期でもあったのですが、先生と話せる時間は本当に貴重な時間でした。異動されて会えなくなって、結構寂しかったのを記憶しています。
S先生は元気かなと気になり、隣の県のスタジオを検索したのですが、在籍するスタッフには見つかりませんでした。もう辞められたのか、もしかしたらまた戻ってきて同じ県内にいるかも。再度同じ県内のスタジオで探してみたら、ちょっと遠いスタジオですけど、まだいらっしゃいました。めっちゃ感激です。
これはまた授業を取って、驚かせてやろうと思ったのですが、パンの授業で検索してもS先生のクラスが出てきません。今は何のクラスを担当されているのか分からないので、直接スタジオに連絡してみました。
今月は料理とケーキだけのクラスらしいです。パンも担当されているらしいのですが、今月はクラスがありません。さらに、「今月こちらまで来られそうですか？」と聞かれ、「都合をつけて行くことはできます」と答えたら、「４月に異動になるので、会いに来るなら３月中に来てあげてください」と言われました。なんというギリギリのタイミングでしょうか。
それなら３月中に時間を作って行くかと決めたら、どうせ行くなら早い方がいいと思い、翌日になって、「今日行こう」と決めました。仕事終わりにピラティスがあるので、事前にデパ地下でサンドイッチを買っておき、ピラティスが終わったら、すぐに電車に乗り、車内でサンドイッチをむしゃむしゃとほおばって、最寄り駅まで向かいました。
駅を降りて、スタジオが入っているショッピングモールにたどり着きました。緊張しつつ、スタジオ近くまで行ってみると、さすがに２０時を過ぎていたので、生徒さんの姿はなく、受付カウンターのところでスタッフらしき女性が一人で何か作業をされていました。他に誰もいないので、ずんずんスタジオの方に入っていき、S先生に会いに来たことを告げようとしたら、なんかそのスタッフの女性に見覚えがあります。なんと、会いたかったS先生その人でした。
「S先生、お久しぶりです。」と声を掛けたら、すごい驚いた表情で、「なんでいるんですか？」と答えられました。S先生も当時からそれほど変わりなく、元気そうでした。他のスタッフが全員帰っている中で、唯一残っていたのがS先生という、かなりついてる状況でした。
しばらく二人で近況などを話した後、４月に異動されるということで異動先を聞いたところ、なんと関東の方のスタジオでした。ちょっとブラックな企業だなというイメージは前々からありましたが、さすがに異動先に配慮がなさすぎるような気がします。
まあそれでもまたS先生の授業を受けたいので、遠くても行ってやろうと考えています。
本当に今日は会いに行く決断と行動をしてよかったと思いました。会えなかったとしたら、いつなら会えるか聞いて再度出直すつもりではあったんですけど。
人に会いに行くのに理由なんていりませんよね。
最近心理学を教えてもらっているセラピストの先生がよく言う言葉が、「何歳まで生きるつもりですか？」です。いつまでも生きられると思って先延ばししていると、やらずじまいで寿命が来てしまいます。やりたいことはどんどんやります。
