おっくんの大好き!シーホース三河ブログ

シーホース三河を愛し応援する男、おっくんと申します。

事故の話

どうも、おっくんです。

 

僕は普段最寄り駅まで自転車で通勤しています。

その日も駅から自宅へ自転車で走っているところでした。

家まであと5分を切ったくらいの距離だったでしょうか。

前から対向の自転車がやってきました。

まあ相手が避けてくれるかなと思っていたのですが、

まったく避ける気配もなく、そのまま走ってきます。

これは危ないと思い、僕はブレーキをかけて止まりました。

にもかかわらず、対向車はまったく気づかずに走ってきます。

それで、正面から衝突してしまいました。

僕の方はまったく無傷というか、ほんの少し衝撃があったぐらい。

ところが、相手はバランスを崩し、植え込みに倒れてしまいました。

こっちは止まってたのに、前を見ていなかったのだろうか。

それとも見えていなかったのだろうか。

相手は年配の男性です。

おそらく70代ではなかろうかと思います。

自分で突っ込んできて、勝手によろけて。

そんな感じだったので、そのまま避けてその場を去りました。

相手の男性は植え込みに倒れたまま、

「こらー、待てー」と弱々しい声で言ってきました。

まあ無視しましたけどね。

 

帰宅してから、ちょっと気になって、

「自転車 正面衝突」というワードで検索しました。

すると、どうやら自転車も車両であって、

事故として報告義務があるし、救護義務があるとのこと。

そんなこととはつゆ知らず、立ち去ってしまっていました。

ちょっと気になって現場に戻ったのですが、

相手の男性はすでにおらず。

 

再度帰宅して、詳しく調べてみると、

自転車事故で相手にケガをさせて、逮捕された事例もあるそう。

だんだんと不安がつのります。

夕食を終え、どうしたものかと逡巡しました。

まあたいした事じゃないから放置しておけばいいか、

そんな考えがある一方、

バレたらヤバい事になるんじゃないか、

という気持ちもぬぐいきれず、どうにも落ち着かない心境です。

もしバレて逮捕されるようなことになれば、

僕の人生はもうおしまいだ。

そんな妄想にもかられるようになっていました。

 

これは正直に警察に出頭しよう。

そう腹をくくって、エイヤっと最寄りの交番に行きます。

意を決して交番に入ったものの、お巡りさんが出てきません。

人の気配がするので、2階に上がり、

「お巡りさんいませんか。事故を起こしたので」

というと、待機中と思われるお巡りさんが対応してくれ、

すぐに1階で調べを受けることに。

 

2階で見た時は軽装だったお巡りさんたちでしたが、

1階に来た時はすでに重装備していました。

しかもどこから湧いてきたのか、多分6人くらいいたとおもいます。

 

免許証を出し、電話番号や勤務先を聞かれます。

何時にどこでどんな相手と事故を起こしたのか、

相手の連絡先を聞いているか、相手は血を流していたか、

などなど詳しく聞かれます。

自転車で行ったので、その自転車も詳しくチェックされます。

かごの右側に新しい傷があると言われたのですが、

正面からぶつかってので、それは違いますと答えました。

自転車については、車体番号、防犯登録、タイヤの種類、

自転車のメーカー、自転車の縦・横・高さなども記録されます。

主に対応してくれたお巡りさんからは、

「普通ぶつかりませんよね」と言われ、

「相手が避けてくれるだろうという甘い考えがありました」と

答えておきました。

一通り書面の記録が終わると、帰っていいと言われました。

てっきりパトカーに乗せられて現場検証とかすると思っていたのですが。

なんだか拍子抜けです。

最初行った時は結構怖かったのですが、

帰る時はなんだかみんな優しく感じられ、

「すいませんでした」と謝りながら交番を後にしました。

一応、職場の上司にもラインで一報を入れました。

 

交番に行って届け出るまでは、あれこれ妄想していたのですが、

いざ届け終わると随分気も楽になりました。

今のところ、相手は届け出ていなくて、連絡も来ていません。

 

それから数日たって振り返ってみると、

本当に損したなって思います。

これが若い人が相手だったとしたら、

そもそもぶつかっていないし、

万が一ぶつかっていても、お互いなにもなく終わったはずです。

あんな程度の衝撃で倒れてしまうなんて、

危ないから自転車に乗るのはもうやめてほしいです。

お年寄りが相手だとホントにこちらが損するだけだな、

そんなことを振り返って思います。

 

それではまた。